沖縄県は総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)において不利なのか?
こんにちは!学習塾パラダイムの平良です。
本日のタイトルは「沖縄県は総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)において不利なのか?」です。
先日、当ホームページで「総合型選抜・学校型選抜(旧AO・推薦入試)対策専門コース」の特設ページを開設しました。
今回はそれに伴い、沖縄県の受験生向けに総合型選抜・学校型選抜(旧AO・推薦入試)の対策方法について解説します。
なぜ、沖縄県と限定しているかというと、私のこれまでの指導経験から、沖縄県という地域は県外の受験生と比べると総合型選抜・学校型選抜(旧AO・推薦入試)の対策あるいはその準備において不利に感じることが多かったためです。
私はこれまでココナラというスキルを売り買いできるサイトにて、非常に多くの受験生の総合型選抜・学校型選抜(旧AO・推薦入試)に携わってきました。
全国各地からお問い合わせがあるため、ほぼ全員沖縄県以外の受験生でした。
プロの進路アドバイザーが受験の面接対策します 面接が苦手な人も確実に上達するコツを伝授!そして、私が学習塾を経営している地域の沖縄県と県外の受験生を比較した際に、明らかに沖縄県の受験生には不利な部分があると感じました。
そこで、今回は沖縄県の受験生も県外の受験生に負けてほしくないという気持ちからこの記事を書くことを決めました。
この記事を読んだ受験生の皆さんは、他人事だと思わず今からその準備をしていくべきです。
なお、この記事は「沖縄県は総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)において不利なのか?」編と「【沖縄県の受験生必読】総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)の対策」編に分けています。
詳しく紹介する前に、私がこれまでに書いた総合型選抜・学校型選抜(旧AO・推薦入試)に関する記事も是非読んでみてください。
Contents
沖縄県の受験生は総合型選抜・学校型選抜(旧AO・推薦入試)でなぜ不利か?
では、まずはじめになぜ沖縄県の受験生は総合型選抜・学校型選抜(旧AO・推薦入試)で不利だと感じるのかについて解説します。
結論から言うと、県外の受験生(高校生)と比べて、
- 何かにチャレンジする機会が少ないということ
- チャレンジを促す指導、勉強以外のスキルを磨く指導ができる先生や場所がない
ことがあげられます。
それでは、以下詳しく解説していきます。
何かにチャレンジする機会が少ないということ
沖縄県の受験生は残念ながら、県外の受験生と比べて「何か」にチャレンジできる機会が少ないです。
その「何か」とは、コンテストであったり大学での特別プログラムあるいは特別講義、イベント等ですね。
総合型選抜・学校型選抜(旧AO・推薦入試)で合格を勝ち取るためには、やはり高校3年間で「何をしてきたか」が重要となってきます。もう少し詳しく言うと「活動実績」というものです。
これは当然ですね。
学力以外の面であるコミュニケーション能力や経歴をみる入試なので、当然これまでに経験してきたことをアピールする必要があります。
特に早稲田大学や慶應義塾大学、旧帝国大学などの難関大学ではより一層これまでの実績が求められます。
そういった大学に合格する受験生のほとんどが輝かしい実績を持っています。
長期留学を経験していたり、何かしらのコンテストで優勝していたり、メディアへの露出があったりなどです。
では、沖縄県の受験生もそういった実績を積めば良いのではないかと思われるかもしれません。
ですが、沖縄県では中々難しい面があります。
なぜなら、大学の公開講座や特別講義などは大都市で行われていることが多いためです。
例えば、東京や大阪、北海道、愛知、福岡などの大きな都市では高校生が様々な経験ができるイベントが多くあります。地方の方でも、近くの都市まで電車や新幹線で行くことができるでしょう。
一例を紹介すると、慶應義塾大学が行っている「SFC未来構想キャンプ」はそもそも会場が慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで行っているので、やはり関東在住の高校生は参加がしやすいはずです。
このイベント自体は全国各地から参加者を受け入れているのですが、沖縄県から参加するには飛行機に乗って参加しなければなりません。
また、日本学術振興会が行っている「ひらめき☆ときめき サイエンス」に生徒を参加させたいなと思って調べたところ、沖縄県では僅か1イベントしかなかく、県外の様々な大学では何百というイベントが行われているのを知って愕然としたこともありました。
このように、沖縄県に在住しているだけで貴重な経験を得るための機会が県外の受験生と比較してかなり少なくなってしまうのです。
チャレンジを促す指導、勉強以外のスキルを磨く指導ができる先生や場所がない
では、沖縄県に「SFC未来構想キャンプ」や「ひらめき☆ときめき サイエンス」など様々なイベントが行われていることを周知してくれる学校や塾・予備校はあるのか?
残念ながら、沖縄県にある塾や予備校でもそこまでの指導を行っているところは少ないと言えます。
学校においては、指導熱心な先生がいれば紹介してくれるかもしれませんが、あまりそういった話は聞きません。
そもそも沖縄県の公的教育は総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)に関心が薄いのでは?というのが個人的な感想です。
実は県外には総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)を専門とした塾・予備校が存在しています。毎年数多くの合格者を出しているようです。
最近、沖縄県にもそういった塾・予備校が存在しているようですが、県外の規模と比べるとまだまだ少ないのが現状です。
この点も沖縄県の受験生が総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)において不利かもしれないと感じる要因の一つになっています。
コロナ禍で事情が変わってきた?
先程、沖縄県という地理的特性についてかなりネガティブに書きましたが、2020年春に新型コロナウイルスが流行したことで、少しだけ事情が変わってきました。
そう、オンラインによるイベント参加ができるようになったのです。
もちろん、これまでもオンラインで講座を聞くことなどはできましたが、流石にまだまだ浸透していませんでした。
ですが、コロナ禍でオンラインでのイベントや講座などが一般的になり、沖縄県の受験生でも都市に在住する学生と同じレベルで機会に恵まれることとなったのです。
まさに怪我の功名とも言えるべき出来事でしょう。
これにより、沖縄県の受験生が必ずしも不利だとは言えなくなってきました。
輝かしい実績の有無は志望大学による?
さて、ネガティブな話から沖縄県の受験生に少しずつ明るい話を届けていますが、さらに補足をしていきます。
難関大学に総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)で合格するためには、輝かしい実績を持たなければいけないと言いました。
そして、その実績を積むためには大都市で行われているイベントやプログラム、講座などに参加する必要があるとも言いました。
ですが、それはあくまで難関大学での話です。
正直、沖縄県から総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)で旧帝国大学や慶應義塾大学、早稲田大学などに合格あるいは受験を検討している受験生は、沖縄県の地理的特性など無視できるぐらい家庭の経済状況に余裕がある場合が多いです。
この記事を読んでいる受験生の皆さんは、必ずしも難関大学を受験する方々だけではないと思います。
沖縄県内の沖縄国際大学や琉球大学などの総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)を検討している方もいるでしょうし、MARCHや地方国公立大学などを志望している方もいるでしょう。
そういった大学であれば、必ずしも輝かしい実績は必要ありません。
なぜなら、ライバルもそこまで大きな実績を掲げてやってこないからです。
あくまで総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)に最低限必要なコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力、文章力などが求められます。
なので、難関大学を志望している受験生以外はまずは安心してください!というのが伝えたいことです。
とはいえ、難関大志望者は高1・高2からの準備が必須!
これまでの沖縄県の受験生は総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)で不利だの、いやいや不利じゃないだの言ってきましたが、これだけははっきりしています。
難関大学に総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)で合格したい場合は、高校3年生からの対策・準備では間に合いません!
実力がつかないとか、小論文が書けるようにならないなどの意味で間に合わないのではなく、自身が貴重な経験を積む期間として間に合わないのです。
高校3年生になってから急にボランティアしたいと思っても、一般入試の勉強もしなければいけないので中々そのような時間をつくるのは難しいです。1日だけボランティアしても、それをアピールすることはできないでしょう。
なので、本気で総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)で難関大に合格したい方は、高校1年生または高校2年生からの準備・対策する必要があるのです。
どう何を対策すれば良いのかわからないという方は、ぜひ一度学習塾パラダイムまで相談してみてください。
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また、以前パラダイムのWEBメディアにて関連記事を書いているので、そちらも是非読んでみてください。
沖縄県は総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)において不利なのか?まとめ
以上、沖縄県の受験生が総合型・学校型選抜(旧AO・推薦入試)において不利だと感じた部分をまとめてみました。
ですが、時代は進み、地方の不利性が少しずつ解消されつつあります。
沖縄県に在住する受験生はそういった時代の変化に取り残されないよう情報をキャッチし、今のオンラインツールなど対応できるだけの力は身につけなければいけません。
そして、難関大以外の志望者は今やるべき対策をコツコツと積み上げていきましょう。
難関大志望者は高3からは手遅れです。今、高1・高2の学生は今から動き出しましょう。
次回の記事では、では何をどう準備・対策したらいいのかについてもう少し詳しく解説していきます。
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