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休校中の自宅学習について

こんにちは。理事長の平良です。

いよいよコロナウイルスが大流行しはじめ、公立学校は休校となってしまいましたね。

沖縄本島中部の10市町村、全小中学校で8日~20日に臨時休校へ
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/764923

コロナウイルスによる感染爆発も心配ですが、休校による子どもたちの勉強面も気にかかります。

学校側では宿題・課題を出して対応しているとは思いますが、生活習慣や勉強習慣が疎かになると今後の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。

保護者の皆様はいつも以上にお子さんが勉強をしているか見守ってあげる必要がありますね。

そこで、今日は休校中における自宅学習のコツについて解説していきます。特に今回は、保護者目線で記事を書きますため、保護者の皆様は以下の記事を読んでお子さんの学習を見守ってあげてください。

ちなみに、NPO法人パラダイムの学習支援、学習塾パラダイム共に休校の措置はとらず、感染対策を徹底した上で通常通り開校いたします。学校が休校となり、子どもたちの学習機会が大きく減ってしまうことを懸念し、開校をする判断をしました。

Contents

まずは学習計画から

まず大前提として、ほとんどのお子さんは学校という場で授業が行われるから勉強するのです。自主的に勉強しようという小学生、中学生は残念ながら少数です。自分の子どもは自主的に勉強しないものだと思っていた方がいいでしょう。

そのため、自宅学習を行う上で何よりも重要なことは「計画」です。お子さんと一緒に休校中の学習計画を立てることをおすすめします。

計画を立てることで、自分が今何をすればいいのか、いつまでに何を終わらせればいいのかというのが可視化され、勉強に向き合いやすくなります。また、ゴールが見えているので、モチベーションも維持しやすいです。

そして、計画は「目的」を意識させることが大切です。

先程、ゴールが見えているので、モチベーションを維持しやすいと言いましたが、そのゴールとは「目的」のことです。

目的=ゴールがない計画だと、ただ闇雲に方向性もわからないまま勉強することになり、あまり効果がありません。

今の時期は中間テストが目の前にあるので、その中間テストの点数などを目的とするといいでしょう。

計画を作成する前に一緒に目標点を決めてあげるといいかもしれませんね。

目的が決まったら、1日のスケジュールを作成していきましょう。

作成する際のコツとして、まずは既に決まっているイベントを書き込むといいです。

例えば、朝起きる時間、昼食の時間、お風呂に入る時間などを先に書き込んでおくと、その日1日が一体どれぐらいの時間を使えるのかが明瞭になります。

そして、その時間に勉強する時間を入れ込んでいくのです。

勉強する時間を入れ込む際に、優先順位を意識してください。今、休校中ということもあり、宿題・課題が多く渡されていると思います。まずはそっちを先に終わらせ、次にお子さんの持っているワークや参考書などで点数アップを狙った勉強を組み込むといいです。

保護者の方は1日の終わりにそのスケジュールがちゃんとこなせているかどうかを確認してあげてください。そうすることで、この休校期間中、お子さんが遊んでばかりということを防ぐことができます。

スマートフォンやゲームは使用時間を決める

さて、計画を立てることができ、うちの子どもは大丈夫だと思った保護者の方は多いのではないでしょうか?

実はまだまだ甘いのです。

子どもに限らず、人間というのは周囲の環境に阻害要因があると集中できなくなるという実験結果もあるのです。

家の中は学校や塾と違って阻害要因だらけですね。テレビ、漫画・雑誌、ゲーム、スマートフォンなどなど

特にスマートフォンとゲームは依存性が高く、最も勉強を阻害する要因となるデバイスです。

うちの子はあまりゲームもしないし、スマートフォンもあまり触らないと安心しきっているご家庭も注意が必要です。

なぜなら、スマートフォンが手元にある、またはいつでも触れる距離にあるだけでも人間の集中力は下がってしまうのです。

これは子どもの勉強に限らず、ご自身でも身におぼえのあることなのではないでしょうか?

僕はよくあります。笑

いざ集中するぞ!とパソコンと向き合って仕事をしていても、いつのまにかスマートフォンでSNSをチェックしたり、You Tubeを見たりしてしまいます。。

大人の私たちですら中々自制できないのですから、小学生・中学生はより制御することができないですよね。

本来であれば、図書館や塾の自習室など行かせた方が良いのでしょうが、コロナウイルスのせいでそういった場所も使えなくなりつつあります。

おすすめの方法としては、ゲームは使用時間を決めること、スマートフォンは使用時間を決めることができるタイプのものであれば、そういった設定をした方がいいです。

テレビの対処は難しいですが、お昼の時間はそもそも子どもたちが興味の無さそうなニュース番組、ワイドショーをやっているので、学習計画の中心をお昼頃に設定するといいでしょう。

余談:音楽を聞きながら勉強するにはあり?

よく保護者の方から、うちの子がイヤホンで音楽やYou Tubeを聞きながら勉強しているけど、これは良いのか?

という質問を受けます。

結論から言うと、良くないです。

本人は集中できているつもりかもしれませんが、それは音楽の方に集中してしまっているのです。特にYou Tubeを聞くなんてもってのほか。

なので、イヤホンしている場合は外させた方がいいでしょう。今どきは、映像授業や音声で英単語を聞くことができ、音楽じゃなくて授業を聞いていると言われれば確認をすると良いです。確認されること自体、子どもは嫌がって不機嫌になるかもしれませんが、そこはお子さんの性格や性質に合わせて対処しましょう。

唯一、聞いて問題ないのは歌詞のないクラシックやジャズなどのBGMです。そういった音楽であれば、歌詞がないので、脳の集中力が音楽に引っ張られることがありません。

なので、お子さんが音楽を聞きながら勉強したいと言ってきたらクラシックなどをおすすめすると良いですね。

最後に大事なこと〜押し付けすぎない〜

ここまで保護者さん向けにお子さんの自宅学習のコツについてお話してきましたが、実は1番大事なことはやり方を押し付け過ぎないことです。

音楽を聞いてはいけない、スマートフォンを触ってはいけないなど、僕が紹介したやり方はダメダメの連続です。

子どもはあまり否定ばかりされると反抗してしまし、却って効果が薄れる上、勉強に後ろ向きになる可能性さえあります。

ですが、それは子どもに限りませんよね。会社・組織においても、否定ばかりしていは人は成長しません。時には褒めてあげることも大切ですし、認めてあげることも必要です。

やってはいけないことなどは自分の中で優先順位を決めましょう。例えばスマートフォンだけは絶対触ってはいけないと教育し、頑張れているようであればゲームの時間を30分伸ばしてあげるなどしてうまくマネジメントしましょう。

結局、仕事でも家庭の教育でも人を成長させるマネジメントスキルは共通しているのです。

よくできた時は思いっきり褒めてあげて、時には厳しくも優しくお子さんの成長を見守っていきましょう。

なお、パラダイムの個別指導では自宅学習の管理まで含めた徹底指導を行っています。子どもが家で勉強しないと悩んでいる保護者さんは是非一度パラダイムまでご相談ください。

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