
沖縄国際大学の総合型選抜は実績が無くても合格できるのか?
こんにちは。
学習塾パラダイム 代表の平良です。
毎年、6月〜7月頃からちらほらと沖縄国際大学総合型選抜を受験する生徒からお問い合わせが来ます。
うちの塾に来る方のほとんどがこれまで部活動や課外活動に取り組んで来なかった生徒ばかりです。
そういった生徒と面談してみると、第一声の質問がだいたいこれです。
「部活動とかボランティアとかやったことないんですが、受かりますか?」
今回は、沖縄国際大学を総合型選抜で受験予定の皆さまへ向けて上記の悩みを解決していきます。
Contents
沖縄国際大学の総合型選抜は実績が無いと受からないのか?について
まずは皆さんが一番知りたいであろう、沖縄国際大学の総合型選抜は実績が無くても合格できるのかという疑問について解説します。
結論としては、合格可能です。
なぜなら、総合型選抜は実績で合否を決めているのではなく、受験生の多様な能力や個性を評価して合否を決めているため、必ずしも実績が必要というわけではないからです。
もちろん、部活動歴や課外活動歴などが意味を持たないわけではく、むしろ実績があればあるほど総合型選抜においては有効に働きます。
あくまでベースは受験生の個性や能力そものを評価する入試制度となっており、部活動歴や課外活動歴はそれを補強する材料として働くことを意味します。
後ほど紹介しますが、学習塾パラダイムではこれまで全く実績の無い高校生が慶應義塾大学や沖縄国際大学に合格した実績があるため、自分の今のステータスに心配がある方は先輩方の声を聞いて自信をつけてください。
総合型選抜に合格するために重要な要素とは?
では、沖縄国際大学の総合型選抜に合格するためには一体何が重要なのでしょうか?
総合型選抜は共通テストや一般入試のように数値での合格ラインが示されていないので、一概にこれが重要だと断言しづらいですが、私の経験上、ここを意識すべきというものがあります。
それが「将来のビジョン」と「高校生活をどう過ごしたのか」という点です。
沖縄国際大学の総合型選抜に合格するために意識すべきこと①将来のビジョン
将来のビジョンとは、自分が沖縄国際大学に入学して何を学び、その学びを活かして社会でどう活躍したいのかを示すことです。
よく志望理由書で沖縄国際大学の良い点をつらつらと書く受験生がいますが、それは間違いであることが多いです。
なぜなら、沖縄国際大学の良い点については誰しもがアクセスできる情報であり、差別化が難しいことから、それをレポートのように書いてもあまり評価はされないだろうと考えます。
一方、将来のビジョンについては、自分自身に内にしかないものであり、明確に差別化が可能です。
その将来のビジョンを達成するために、沖縄国際大学で学びを得る、この具体的なロジックが重要な要素だと指導しています。
そのため、部活動や課外活動をあまりやってこなかった高校生は早い段階から沖縄国際大学を卒業後に、自分がどうやって社会で活躍するのかをイメージすることが大切ですね。
例えば、具体的な職業名をあげても良いでしょう。
法学部地域行政学科を目指している受験生であれば、公務員。
総合文化学部人間福祉学科(社会福祉専攻)を目指している受験生であれば、社会福祉士。
といったように学部・学科の学びが直接的に特定の職業に繋がる場合はわかりやすいですね。
まだ、職業が決まってない場合は、達成したいことをベースに考えると良いかもしれません。
例えば、「子どもの貧困問題に取り組みたい」や「海外で日本の文化を伝えたい」などでも良いと思います。
そうなると必然的に必要な学びが決まってきます。
まだ高校生なのに、将来のビジョンなんて決める必要があるのか?という声も聞こえてきそうですが、これはあくまで総合型選抜なので、決めておくにこしたことはないでしょう。
一般入試での入学を考えているのであれば、特に必要ないかもしれませんが、総合型選抜は受験生の持つ学力意外での能力を評価します。
その際に、「特に今は何も考えていません」というスタンスでは評価が低く、不合格になってしまっても仕方ありません。
ものすごく具体的じゃなくても良いので、ぼんやりと自分の将来についてイメージすることは大切ですね。
沖縄国際大学の総合型選抜に合格するために意識すべきこと②高校生活をどう過ごしたのか
この記事を読んでいるあなたは高校生活をどう過ごしてきましたか?
総合型選抜では実績は必須事項ではないと述べつつも、高校生活を何もせず漠然と過ごしてきた方が合格できるほど甘くはありません。
少なくとも何かしらの能力を示すエピソードの一つや二つは用意する必要があるでしょう。
なぜなら、総合型選抜で提出する書類の中に「自己紹介書」というものがあり、その中で自己アピールをする必要があるからです。
ちなみに、面接でも聞かれることでしょう。
決して○○で1位を取った、○○で優勝したという輝かしい実績をアピールするものではありません。
また、何かしらの活動を○年続けた、というものとも違うと考えています。
高校3年間、何もないはずはありません。
体育祭や文化祭、定期テスト、友人関係、校内外の様々なイベントがあったはずです。
そういった時にあなたは何を考え、どう行動したのか、その点を振り返って自己分析すると良いでしょう。
実績が無くとも、高校生活での過ごし方次第で自分の人間性や能力をアピールすることができます。
学習塾パラダイムで総合型選抜に合格した受験生の例
最後に学習塾パラダイムで実績がない中、合格を勝ち取れた受験生の例について紹介します。
沖縄国際大学の総合型選抜を受験予定で、実績等に不安のある方はぜひ参考にしてください。
慶應義塾大学 法学部 FIT入試 合格 高山結貴さん
まずはじめに紹介するのは、慶應義塾大学のFIT入試で法学部に合格した高山結貴さんの例です。
高山結貴さんの合格体験記はこちらからご覧ください。
彼女は高校3年間、部活動や課外活動には取り組んでいませんでした。
それでも、慶應義塾大学に合格するという中々の大成功例です。
実績がない中で対策したこととしては、彼女の合格体験記の中にもあるように「自分の地域についての魅力や問題点、自分なりの解決策を準備しておく」ということです。
慶應義塾大学などの難関大学では、実績以上に社会の課題や課題に対する解決案等がロジカルに提示できるかどうかが求められます。
優秀な学生を受け入れたい大学側としては、過去の実績だけでなく、未来に対する思考を持っているかどうかを見極めたいという狙いがあるのではないでしょうか。
高山さんは東北出身の方だったため、東北の課題を徹底的に調べ上げ、大学で学ぶことを活かしてどう解決できるのかを考えるよう指導しました。
沖縄国際大学を総合型選抜で受験予定の皆さまも沖縄が抱える課題に目を向けてみると、足らない実績を補えるぐらいのアピールが可能になるかもしれません。
沖縄国際大学 産業情報学部 産業情報学科 S.Iさん
沖縄国際大学の産業情報学部産業情報学科に総合型選抜で合格したS.Iさんは同じ部活動や課外活動はやったことがありませんでした。
また、入塾面談の中で高校生活の過ごし方もいまいちエピソードが出てこないこともあって、本人も保護者も本当に合格できるのかという不安を抱えていました。
しかし、そこは指導する中で学級委員をやっていた経験や学内イベントでの立ちふるまい等を引き出すことができ、自己アピールに繋げることができました。
このように自分では中々出てこないアピールポイントも自己分析の指導を受けることで、些細なエピソードから自分をアピールする材料を発見することが可能になります。
また、産業情報学科のカリキュラムや先輩たちの卒業後のキャリアと自分自身が好きなことをすり合わせて将来の目標を「プロダクトマネージャー」という仕事に絞りました。
中々聞き慣れない職業名ですが、IT業種の中で製品やサービスの企画から開発、リリース、改善までの全工程を統括する重要な職種です。
将来のビジョンでもオリジナル性を出すことで、特に活動をやってこなかったS.Iさんでも総合型選抜に合格することができました。
沖縄国際大学を総合型選抜で受験予定の方は学習塾パラダイムまで
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
学習塾パラダイムでは、沖縄国際大学の総合型選抜に特化した指導コースを設けています。
毎年5名前後までの受け入れとなっていますので、お早めにお問い合わせください。
お問い合わせは公式LINEまたはお問い合わせフォームよりお願いいたします。

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